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ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル敗者アクロンの武具をユピテル神殿に運ぶロムルス
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ロムルスが、討ち取った敵王アクロンの武具を担いでユピテルの神殿へ運ぶ。ナポレオンを迎えるために整えられたローマの宮殿、現在のクイリナーレ宮殿を飾る大作として描かれた。アングルが大きな絵をテンペラで描いたのは、この一点だけだという。だが、皇帝はついに宮殿を訪れなかった。
物語はプルタルコスの「ロムルス伝」による。祭りの競技を見に来た娘たちが奪われると、奪われた側はローマを滅ぼそうとし、最初にカエニナの人々が兵を出した。ロムルスは王アクロンを討ち、その武具をユピテル・フェレトリウスに捧げた。これが「最高の戦利品」を捧げる習わしの始まりとされる。
このころテンペラに惚れこんだアングルは、手帳に「大きな絵はすべてテンペラで描き、それから油のワニスを塗らねばならない」と記した。アングルの死後、フランスが絵の譲渡を願い出ると、1867年、教皇ピウス9世は「本当に喜んで、ためらいなく」応じ、絵はパリの美術学校(ボザール)に贈られた。
- Work Type
- Painting
- Technique
- テンペラ・カンヴァス
- Year Created
- 1812
- Dimensions
- 275 × 533 cm
Artist profile

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
「彼のオダリスクは椎骨が3つ多い」。批評家ケラトリーが《グランド・オダリスク》に向けたこの言葉は、女性の体を描くアングルの線が、厳密な写実とは異なることを言い当てている。古典派を代表するフランスの画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル(日本では「ドミニク・アングル」とも呼ばれる)は、曲線の美しさを追い求めた。
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