
Public domain
国吉康雄Child
0
国吉康雄の《子ども》は、もとは「The Einstein Child」という題だった。アインシュタインの名で、少女の年齢に似合わない大人びた様子をほのめかしている。
国吉は岡山に生まれ、17歳で渡米し、ニューヨークで画家になった。この絵の平らな空間と傾いた机には、キュビスムと日本の版画への意識が表れている。平らな面と角ばった線で描く手法は、18〜19世紀のアメリカの民衆芸術に見られる子どもの肖像画も思わせる。
制作年の1923年の夏、国吉夫妻はメイン州の骨董店で、古いアメリカの素朴な品々を買い集めていた。この絵をホイットニー美術館に寄贈したのは、国吉の画商イーディス・ハルパートだった。彼女はアメリカの民衆芸術も扱っていた。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・麻布
- Year Created
- 1923
- Dimensions
- 76.5 × 61.4 cm
Artist profile

国吉康雄
天幕の裏で椅子にもたれるサーカスの女。化粧は落としきれず、目はどこか遠くを見て、疲れと甘さがひとつに溶けている。国吉康雄(1889〜1953)が幾度も筆を戻したこの女たちは、パリで見た軽業の少女に始まり、生涯を通じて彼の絵の中に希望のしるしとして立ちあらわれた。 岡山に生まれ、十七歳の1906年、単身で船に乗る。
View full profile







