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俵
俵屋宗達蓮池水禽図
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俵屋宗達の《蓮池水禽図》に描かれた水鳥は、カイツブリである。蓮池に水鳥を配する画題は、中国では五代十国時代から見られた。宗達はこれを水墨だけで描き、白い花は、周囲に墨を施して紙を塗り残す「外隈」で表した。
葉には、生乾きの墨へ濃淡の違う墨を加える「たらし込み」を使う。葉や茎を輪郭線で囲わず、墨の面で形を作る描法と組み合わせている。署名はなく、左下に「伊年」の円印だけを押す。この印は工房でも使われたが、本作は自然観察の的確さと技法の巧みさから宗達筆と認められている。外箱には、後世の絵師酒井抱一が「宗達中絶品也」と書き付けた。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Painting
- Technique
- 紙本墨画・掛幅
- Dimensions
- 116 × 50 cm
Artist profile
俵
俵屋宗達
俵屋宗達(たわらや そうたつ)は、京都で絵の工房「俵屋」を主宰し、扇絵から屏風まで手がけた画家である。《風神雷神図屏風》に代表される金地の絵だけでなく、《蓮池水禽図》のように墨のにじみを生かした水墨画も残した。生没年や詳しい出自は分かっていない。 「俵屋」は屋号である。工房では弟子とともに扇面や色紙、短冊を制作し、襖絵や屏風の注文にも応じた。
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