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アルブレヒト・デューラー自画像(1500年)
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1500年の初め、デューラーが29歳になる直前に仕上げた。油彩の自画像3点のうち、最後のものである。当時、世俗の肖像で真正面を向かせることは珍しく、正面像といえばキリスト像、とくに鑑賞者を見つめる救世主の像を思わせた。髪も、ほかの自画像では赤みがかった金色なのに、ここでは茶色にしている。1520年頃には、ゼーバルト・ベーハムがこの顔を下敷きにキリストの木版画を作った。
右の銘はラテン語で「Albertus Durerus Noricus」と始まり、ニュルンベルクのアルブレヒト・デューラーが28歳のとき、ふさわしい色で自らをこう描いた、という意味になる。中世には28歳を青年から壮年への境目とする考えがあった。左には「1500」とモノグラム「AD」があり、年の下に置かれたADは「主の年」を表す「Anno Domini」の略としても読める。
1577年にニュルンベルク市庁舎で見たという記録が残り、1805年にバイエルンの王室コレクションが買い入れた。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・板(シナノキ材)
- Year Created
- 1500
- Dimensions
- 67.1 × 48.9 cm
Artist profile

アルブレヒト・デューラー
ニュルンベルクの金細工師の息子として生まれ、絵筆より先に彫金の道具を握った手が、のちに版画史そのものを塗り替えることになる。徒弟時代に木版画工房を営む画家ミヒャエル・ヴォルゲムートのもとで修業し、若くしてすでに線を刻む仕事の厳密さを身につけていた。二度にわたるイタリア行きが転機になる。
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