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竹久夢二セノオ楽譜No.386「夢に見る君」表紙
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夢の中でもらった花束も、聞いた言葉も、目覚めると消えてしまう。竹久夢二が表紙を描いたセノオ楽譜No.386「夢に見る君」は、この夢を歌うシューマンの歌曲を収めた一冊だ。セノオ楽譜は東京のセノオ音楽出版社が番号を付けて出した楽譜で、夢二はその表紙を数多く描いた。
歌は、シューマンがハイネの詩に曲を付けた歌曲集「詩人の恋」の14曲目だ。夢に現れた人は涙をこぼし、そっと何かを告げて、糸杉の花束を渡す。
大正13年(1924年)11月に初版が出た楽譜には、ドイツ語の歌詞と堀内敬三による日本語の訳詞が載る。堀内は前年、米国留学から帰ったばかりだった。昭和57年(1982年)には、堀内が興した音楽之友社から、夢二の絵を添えた堀内の訳詞曲集「夢に見る君」が出た。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 楽譜表紙(セノオ音楽出版社)
- Year Created (image)
- 1924
- Dimensions
- 31 cm
Artist profile

竹久夢二
黒い猫を胸に抱いた女が、こちらを見ているようで、見ていない。1919年の《黒船屋》——ふくよかな体つきに対して首だけが細く長く、伏せぎみの大きな瞳はどこか遠くをさまよう。この一枚に結晶した女性像を、人は「夢二式美人」と呼んだ。うつむき加減の輪郭を追う柔らかな線と、たっぷりとした余白。感傷が、絵の姿かたちそのものに移されている。 本名は茂次郎。
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