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竹久夢二Awase Kagami
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合鏡(合わせ鏡)は、二枚の鏡を合わせて後ろ姿などを見ること。前の鏡に対して使う、柄の付いた小さな手鏡もそう呼ぶ。女が左手に持つ丸い鏡には、結い上げた髪の後ろ姿が映っている。
夢二はそれまで雑誌や本で絵と文を発表していたが、大正元年(1912年)に京都府立図書館で初めての個展を開き、日本画・水彩・油彩を初めて並べた。以後、画会や展覧会で一点物の肉筆画を売るようになる。
この幅は、志田喜代江が集めた夢二コレクションの一点である。金沢湯涌夢二館は草に憩う女とともに、数ある美人画のなかでもひときわユニークな魅力を持ち、収集家の熱意と美意識を映した逸品に挙げている。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Painting
- Technique
- 絹本着色/掛幅
- Year Created
- 1914
- Dimensions
- 113.5 × 41 cm
Artist profile

竹久夢二
黒い猫を胸に抱いた女が、こちらを見ているようで、見ていない。1919年の《黒船屋》——ふくよかな体つきに対して首だけが細く長く、伏せぎみの大きな瞳はどこか遠くをさまよう。この一枚に結晶した女性像を、人は「夢二式美人」と呼んだ。うつむき加減の輪郭を追う柔らかな線と、たっぷりとした余白。感傷が、絵の姿かたちそのものに移されている。 本名は茂次郎。
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