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歌川広重月に雁
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余白に「こむな夜が又も有うか月に雁」の句がある。
縦39センチ、横13センチほどの短冊判の花鳥画である。広重は風景画で知られる前から短冊判の花鳥画を多く出しており、この図もその一つである。句は「こんな夜がまたあるだろうか」の意で、月と雁だけの画面に季節と時刻を添える。
昭和24年(1949年)11月、切手趣味週間の記念切手の図柄になり、原画を知らない人にも広まった。この摺りはニューヨークのメトロポリタン美術館が1918年にジョーゼフ・ピューリッツァー遺贈基金で購入した。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版画(中短冊判)
- Year Created (image)
- 1833
- Dimensions
- 38.1 × 12.5 cm
Artist profile

歌川広重
雨、雪、夕靄——広重の画面には、いつも空気が満ちている。人はしばしば背を向け、傘の下に顔を隠し、宿場の辻を足早に通り過ぎる。名所を描きながら、その名所を主役にしなかったところに、この絵師の特異な眼があった。 歌川広重(1797〜1858)は、定火消同心・安藤源右衛門の子として、八代洲河岸の定火消屋敷に生まれた。
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