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歌川国芳Kyumonryo Shishin 九紋龍史進 (Nine Tattooed Dragons Shi Jin)
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九紋龍は、中国の小説『水滸伝』に出てくる史進のあだ名である。上半身に9匹の青竜の刺青を入れていることから、そう呼ばれる。梁山泊に集う108人のうち、最初に登場する好漢でもある。若くして刺青を入れた男という設定が江戸っ子に好まれ、武者絵の題材になったほか、「九紋竜」の四股名をもつ力士まで現れた。
国芳が初めて水滸伝を錦絵にしたのは、文政10年(1827年)頃から加賀屋吉兵衛が出した大判の揃物で、これが国芳の出世作になった。最初に出た五図に、史進も入っている。
この摺りは、のちに山本屋平吉から出た中判の揃物の一枚である。題札は「通俗水滸傳豪傑百八人之内」で、大判の揃物の「百八人之一個」とは結びの語が違う。刊行は弘化2年(1845年)から嘉永6年(1853年)頃とされ、落款は瓢箪形の枠に入った「一勇斎国芳」である。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷/中判
- Year Created (image)
- 1845
- Dimensions
- 24.6 × 18.2 cm
Artist profile

歌川国芳
天保の江戸で「武者絵の国芳」の名を知らぬ者はいなかった。歌川国芳(1797〜1861)は日本橋の染物屋の子に生まれ、十五歳で初代歌川豊国に入門する。しかし兄弟子歌川国貞(三代目歌川豊国)の陰で十年以上鳴かず飛ばず——転機は文政10年(1827年)頃の《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》だった。
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