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Katsuo かつお(Bonito)
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歌川国芳歌川国芳

Katsuo かつお(Bonito)

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猫が身をよじって仮名をかたどり、「かつを」の三字を作っている。ただし「かつを」という字そのものは、どこにも摺られていない。左上の題簽にあるのは「猫の當字」だけで、魚の名を語るのは猫の形である。

右下、鈴を下げた瓢箪形の枠のなかに「一勇斎國芳戯画」の署名があり、その左に丸い名主印がひとつ押してある。大英博物館は天保13年(1842年)ごろとする。このシリーズは全5図が知られる。

天保の改革で役者絵と遊女絵が取り締まられ、国芳が活路を見いだしたのが戯画だった。天保12年(1841年)に売り出した団扇絵「猫の百面相」が当たり、翌年からは『朧月猫の草紙』の挿絵も手がけている。太田記念美術館は、この一枚を相馬の古内裏と並ぶ国芳の代表作に数える。

Work Type
Print
Technique
木版多色刷/大判
Year Created (image)
1842

Artist profile

歌川国芳
歌川国芳

天保の江戸で「武者絵の国芳」の名を知らぬ者はいなかった。歌川国芳(1797〜1861)は日本橋の染物屋の子に生まれ、十五歳で初代歌川豊国に入門する。しかし兄弟子歌川国貞(三代目歌川豊国)の陰で十年以上鳴かず飛ばず——転機は文政10年(1827年)頃の《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》だった。

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