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歌川国芳Katatsumuri かたつむり(Snails)
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歌川国芳が美人を小さな生き物に見立てたシリーズ「虫撰(むしえらみ)」の一枚。赤子を抱き上げる女の、どこを蝸牛に見立てたのだろう。右上の小さな囲みには葉の上の蝸牛が描かれ、題は「かたつふり」とある。「かたつぶり」と読み、蝸牛のことだ。
雲の下に添えられた句は「角(つの)ふるや蝸牛」で終わると読め、「凌霜軒」の署名がある。絵の署名は「一勇斎国芳画」で、出版元は有田屋清右衛門。
「虫撰」という題は、喜多川歌麿が絵を描いた狂歌の本「画本虫撰」にも使われている。天明8年(1788年)に出版されたこの本にも、蝸牛とこがね虫の図がある。国芳のシリーズの図としては、この図と、あり・こがねむし・てふ(蝶)・あしまとひの5図が知られる。
- Genre
- Japanese & Asian
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷/大判
- Year Created (image)
- 1843
- Dimensions
- 36.4 × 25.3 cm
Artist profile

歌川国芳
天保の江戸で「武者絵の国芳」の名を知らぬ者はいなかった。歌川国芳(1797〜1861)は日本橋の染物屋の子に生まれ、十五歳で初代歌川豊国に入門する。しかし兄弟子歌川国貞(三代目歌川豊国)の陰で十年以上鳴かず飛ばず——転機は文政10年(1827年)頃の《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》だった。
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