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アンドレ・ドランThe Pool of London
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パリへ戻る旅で絵が傷み、自分で直して描き足したと、ドランは1952年の手紙に記している。《ロンドン・プール》は、画商ヴォラールの注文でロンドンへ赴き、現地で描いた連作の一点だ。
題のプール・オブ・ロンドンは、各国の商船が行き交うテムズ川の港を指す。川岸には波止場や工場が並んでいた。ドランはロンドン橋からタワー・ブリッジを望んで描いたらしく、同じ眺めの油彩をほかにも何点も残した。
同じ手紙で、ドランは、この絵を描いたのは1906年4月ごろ、テムズ川のその場所だったと書いている。その場所の船に、描く道具を置いていたからだという。翌1953年の手紙では、ロンドンへ送ってくれたヴォラールのために描いた一群の一点だと説明した。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 油彩・カンヴァス
- Year Created
- 1906
- Dimensions
- 65.7 × 99.1 cm
Artist profile

アンドレ・ドラン
アンドレ・ドランは、フォーヴの絵の色を「ダイナマイトの棒」にたとえた画家だ。アンリ・マティスとともにフォーヴィスム(野獣派)を始め、強い色でロンドンを描いたのち、古典的な画風へ向かった。 1880年、パリ近郊のシャトゥーに生まれた。画塾アカデミー・カリエールでマティスと知り合い、モーリス・ド・ヴラマンクとは列車の事故をきっかけに出会ったという言い伝えがある。
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