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新しい天使
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パウル・クレーパウル・クレー

新しい天使

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クレーが自分で考えた油彩転写の技法で線を紙に写し、水彩を重ねている。縦31.8センチ、幅24.2センチの小さな紙で、2015年に、クレーがこれを1838年のマルティン・ルターの銅版画の上に貼っていたことが見つかった。

1921年に哲学者ヴァルター・ベンヤミンが買った。ベンヤミンは1940年の遺稿「歴史の概念について」で、この天使を「歴史の天使」と呼ぶ。天使は顔を過去に向け、われわれが出来事の連鎖と見るところに「瓦礫の上に瓦礫を積み上げる一つの破局」を見る。楽園から吹く嵐が翼を押して未来へ運び、その嵐を「われわれは進歩と呼んでいる」。1940年、パリを逃れるベンヤミンは絵を残していった。ジョルジュ・バタイユが国立図書館に隠したと伝えられる。1940年にベンヤミンがスペイン国境で自死したあと、絵はテオドール・アドルノを経て友人のゲルショム・ショーレムに渡り、ショーレム夫妻らの寄贈でエルサレムのイスラエル博物館に入った。パウル・クレー(1879〜1940)。

Work Type
Painting
Technique
油彩転写・水彩、紙
Year Created
1920
Dimensions
31.8 × 24.2 cm

Artist profile

パウル・クレー
パウル・クレー

スイスのベルン近郊、音楽家の父とオペラ歌手の母のもとに生まれたクレーは、絵筆を握る前にヴァイオリンを弾いていた。実際、青年期の彼は画家になるか音楽家になるか本気で迷っていたという。結局ミュンヘンで絵を学ぶ道を選ぶが、その耳は生涯にわたって作品の奥に潜み続ける。線を旋律のように紡ぎ、色面をリズムのように重ねる彼の絵は、しばしば「音楽を描いた」と評される。

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