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呉春Seventy-Two Peaks Under the Blue Sky with Mount Furong
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画面の上半分は金箔、下半分の灰色は年月を経て変色した銀箔で、呉春はその上に墨だけで奥行きのある山並みを描いた。今の大阪府池田市に暮らし、師の与謝蕪村から学んだ技法に自然の観察を加えて、自分の画風を固めたころの作品である。
八つに折りたためる屏風で、画面の高さは51.5センチしかなく、幅は2.7メートルあまりある。背の低さから、小さな茶室の仕切りに使われたと考えられている。
山並みの名を伝えるのが、右端に大きく書かれた題「青天七十二芙蓉」だ。中国の衡山に連なる七十二の峰を指すとされる。衡山は古代から国の鎮めとして尊ばれた五つの名山に数えられ、芙蓉峰はその名高い峰の一つだ。「乙巳夏日寫 呉春」は、乙巳の年の夏に描いたという書き入れで、乙巳は天明5年(1785年)にあたる。
- Work Type
- Painting
- Technique
- 紙本金銀地墨画/八曲屏風
- Year Created
- 1785
- Dimensions
- 51.5 × 275.2 cm
Artist profile

呉春
呉春の名は、池田の古名「呉服(くれは)の里」と、そこで迎えた春に由来する。江戸時代の京都で四条派を開いた画家で、俳諧と絵の師である与謝蕪村の詩情に、円山応挙の写生を取り入れた。 宝暦2年(1752年)、京都で金座の年寄役を務める家に長男として生まれた。金座は幕府の金貨を造る所で、呉春も平役を務めた。絵はまず大西酔月に、ついで俳諧と絵を蕪村に学んだ。
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