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月岡芳年つきの百姿 大物海上月 弁慶
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能『船弁慶』の場面である。兄頼朝に追われた義経の一行が摂津の大物浦から船出すると、壇ノ浦で滅んだ平知盛の亡霊が海上に現れて船を襲う。弁慶が数珠を揉んで祈り、亡霊を退ける。
「月百姿」は芳年が明治18年から25年(1885〜92年)にかけて出した全100図の揃物で、版元は日本橋の秋山武右衛門。月にまつわる古今の場面を集め、芳年が47歳から54歳までの晩年の仕事である。100図が揃った画帖は、芳年が没した明治25年6月に出た。
- Work Type
- Technique
- 木版画(大判錦絵)
- Year Created (image)
- 1886
Artist profile

月岡芳年
月岡芳年(1839〜1892)は、芝居の残酷な場面を描いて「血みどろ絵師」と呼ばれた浮世絵師である。晩年には、月を題に歴史や物語を描いた「月百姿」や、「新形三十六怪撰」を手がけた。 江戸に生まれ、嘉永3年(1850年)、12歳で歌川国芳に弟子入りした。15歳で最初の挿絵と錦絵を発表する。
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