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風俗三十二相
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月岡芳年月岡芳年

風俗三十二相

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月岡芳年の揃物『風俗三十二相』の目次である。揃いは大判32枚にこの目録を加えた33枚で、版元は日本橋馬喰町の島鮮堂・綱島亀吉。下端の刊記には、明治21年(1888年)10月10日印刷、同年11月出版とある。芳年は数えで50歳だった。

目次に並ぶ32の題は、「うるささう」「かゆさう」のように、どれも「〜さう(そう)」で女性の様子をいう言葉になっている。各図にはさらに「寛政年間女郎の風俗」のような副題が付き、寛政から明治までの女性の時代と身分を示す。江戸の女性が23図、明治の女性が9図である。

「三十二相」はもと仏教の語で、仏の身体に備わる三十二の優れた特徴をいい、転じて女性の容貌の美しさをさすようになった。芳年は以前の連作『見立多以尽』で女性の気持ちを戯文で説明していたが、この揃物では題のほかの説明を省き、表情としぐさだけで内面を描こうとした。

Work Type
Print
Technique
木版多色刷/大判
Year Created (image)
1888
Dimensions
37.3 × 25.5 cm

Artist profile

月岡芳年
月岡芳年

月岡芳年(1839〜1892)は、芝居の残酷な場面を描いて「血みどろ絵師」と呼ばれた浮世絵師である。晩年には、月を題に歴史や物語を描いた「月百姿」や、「新形三十六怪撰」を手がけた。 江戸に生まれ、嘉永3年(1850年)、12歳で歌川国芳に弟子入りした。15歳で最初の挿絵と錦絵を発表する。

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