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小林清親Moonlight through the Clouds off the Haneda Coast
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この図は、清親の原画をもとに、没後に刊行された版画である。シカゴ美術館の記録では、刊行年は1929年とされている。
同じ図は、松木平吉が出版した「清親風景真画頒布会」の一枚としても記録されている。清親が没した大正4年(1915年)、この組の版木はまだ準備中だった。組は26図ほどからなり、注文による限定の版だったという。各版画の裏には出版元の印と「清親風景真画頒布会」の書き込みがある。大黒屋と清親の縁は、清親の没後も続いていた。
刊行時期の記録には食い違いがあり、プリンストン大学美術館の記録では同じ組が大正4年(1915年)ごろとされる。また、画面に題はなく、《羽田海岸 雲間の月》はシカゴ美術館の英語題を訳したもの。別の記録では「羽田沖 曇月」と呼ばれている。
- Work Type
- Technique
- 木版多色刷/大判
- Dimensions
- 27.4 × 40.3 cm
Artist profile

小林清親
小林清親(1847〜1915)は、ガス灯や月明かりに照らされた明治の東京を描いた浮世絵師である。輪郭線をほとんど使わず、光と影を捉えた木版画は「光線画」と呼ばれる。 江戸本所御蔵屋敷に下級役人の子として生まれ、幕臣として伏見の戦いに参戦した。幕府が倒れると静岡へ移り、住居や職業を転々としたのち、明治7年(1874年)に上京して画業に専念した。
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