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奥村政信Enjoying the Evening Cool near Ryogoku Bridge (Ryogoku bashi yusuzumi uki-e)
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奥村政信が両国近くの茶屋の遊興を描いた浮絵である。男がかざす扇には、二代目市川團十郎が演じる「暫」の姿がある。盤上の遊びや踊り、音曲や酒を楽しむ茶屋に、芝居の楽しみも持ち込まれている。
画中の題は「両国橋夕涼見大浮絵」。「浮絵」は透視遠近法を使い、近景が浮き出て見えることから付いた名である。人物と背景の関係には不自然なところが残る。遠近法を取り入れ始めた頃の、早い試みのしるしと見られている。
左端の署名は「東武大和画工 芳月堂丹鳥斎 奥村文角政信正筆」。右下には「赤キ瓢箪下 奥村屋源六板元」とあり、出版元の名と、商標の赤い瓢箪が店の目印になっている。署名の「正筆」は、偽版が出回るなかで本人の筆であることを示す書き方と考えられている。同じ題の摺りはほかの館にもあり、制作年は館によって1740年頃から1748年頃まで幅がある。
- Work Type
- Technique
- 木版手彩色/大判横絵紅絵
- Year Created (image)
- 1740
- Dimensions
- 44.6 × 65.5 cm
Artist profile

奥村政信
奥村政信は、自作の浮世絵に「浮絵根元」と刷り込み、本家を名乗った江戸の絵師である。遠近法で奥行きを見せる浮絵や、縦に長い柱絵を手がけ、自ら出版元も営んだ。絵を描くことと、それを商品として売ることが、政信の仕事ではつながっていた。 貞享3年(1686年)、江戸に生まれた。特定の流派に属した記録はなく、独学の絵師とみられる。
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浮絵

両国涼見

1748 · 木版多色刷/細判三枚続紅摺絵(切り離していないもの)
三津傾城三幅対

1715 · 木版(昭和のアダチ版の復刻)
遊女張果郎

1710–1719 · 木版手彩色/大大判墨摺絵
Standing Courtesan

1748 · 木版多色刷/細判三枚続紅摺絵の右図
Courtesans Drawn in Osaka Style (Osaka kakiwake), from "Courtesans of the Three Capitals - A Set of Three (Sanga no tsu keisei sanpukutsui)"

1710 · 木版画/大判墨摺絵
The Suetsumuhana Chapter from "The Tale of Genji" (Genji Suetsumuhana), from a series of Genji parodies

1710 · 木版画/大判墨摺絵
