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ラウル・デュフィ

ラウル・デュフィ

Raoul Dufy
6 Artworks

ラウル・デュフィ(1877〜1953)は、ノルマンディーの港町ル・アーヴルに生まれた。地元の美術学校で出会ったオトン・フリエスとは生涯の友となり、1900年にパリへ出て国立高等美術学校でレオン・ボナに学んだ。

進路を決めたのは、1905年のサロン・デ・アンデパンダンで見たマティスの《豪奢、静寂、逸楽》だった。純色を大胆に置くフォーヴィスムに引き込まれ、その後セザンヌの構築的な画面やキュビスムをくぐり抜けて、1920年代には輪郭の線と色面をわざとずらす独自の様式にたどり着く。骨組みだけの素早い線描の上に、明るい色を薄く速筆で流し込む——色が形の枠からはみ出し、光そのもののように画面を走る。この線と色のずれこそがデュフィの絵の呼吸だ。

海辺の行楽、競馬、ヨットレース、オーケストラといった陽光と社交の情景を、装飾的で軽やかな筆致で描き続けた。テキスタイル・デザインや挿絵、舞台美術でも腕をふるい、1937年のパリ万博では電力館のために巨大壁画《電気の精》を手がけている。

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