
アメデオ・モディリアーニ
Amedeo Modigliani
10 Artworks
1884年、イタリア・リヴォルノのユダヤ系の家に生まれたアメデオ・モディリアーニは、幼くして肋膜炎や腸チフスを患い、療養のあいまに絵を学び始めた画家である。故郷で基礎を積んだのち1906年にパリへ渡り、モンマルトルに居を構えてアカデミー・コラロッシに通いながらピカソたちと交わった。
転機は1909年、彫刻家コンスタンティン・ブランクーシとの出会いだった。しばらく絵筆を置いて彫刻に没頭し、アフリカ彫刻の切り詰めた面取りを自分の造形に取り込んでいく。ふたたび絵画に戻ったとき生まれたのが、長く伸びた首、面長の輪郭、瞳を塗りつぶしたアーモンド形の眼をもつ、あの独特の肖像と裸婦像だった。じっとこちらを見返しているのに何も語らない、仮面のような静けさをたたえた眼差しが、彼の絵の核にある。1917年12月、パリのベルト・ヴェイユ画廊で生涯ただ一度の個展を開いたが、ショーウィンドウに飾った裸婦画が人だかりを呼び、警察の介入で撤去させられている。
絵はほとんど売れず、貧困と酒に蝕まれながら制作を続け、1920年1月24日、結核性髄膜炎により35歳で没した。恋人ジャンヌ・エビュテルヌはその翌日、身重の体のまま後を追っている。髪をほどいた横たわる裸婦(1917年、大阪中之島美術館)をはじめ、いまその作品は世界各地の美術館に収められている。
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